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総論第4章

IV 最有効使用の原則

 不動産の価格は、その不動産の効用が最高度に発揮される可能性に最も富む使用(以下「最有効使用」という。)を前提として把握される価格を標準として形成される。この場合の最有効使用は、現実の社会経済情勢の下で客観的にみて、良識と通常の使用能力...
総論第4章

III 代替の原則

 代替性を有する二以上の財が存在する場合には、これらの財の価格は、相互に影響を及ぼして定まる。  不動産の価格も代替可能な他の不動産又は財の価格と相互に関連して形成される。   
総論第4章

II 変動の原則

II 変動の原則 一般に財の価格は、その価格を形成する要因の変化に伴って変動する。不動産の価格も多数の価格形成要因の相互因果関係の組合せの流れである変動の過程において形成されるものである。したがって、不動産の鑑定評価に当たっては、価格...
総論第4章

I 需要と供給の原則

I 需要と供給の原則 一般に財の価格は、その財の需要と供給との相互関係によって定まるとともに、その価格は、また、その財の需要と供給とに影響を及ぼす。  不動産の価格もまたその需要と供給との相互関係によって定まるのであるが、不動産は他...
総論第4章

第4章 不動産の価格に関する諸原則

不動産の価格は、不動産の効用及び相対的稀少性並びに不動産に対する有効需要に影響を与える諸要因の相互作用によって形成されるが、その形成の過程を考察するとき、そこに基本的な法則性を認めることができる。不動産の鑑定評価は、その不動産の価格の形...
総論第3章

運用上の留意事項 「建物及びその敷地に関する個別的要因について」について

3.建物及びその敷地に関する個別的要因について (1)修繕計画及び管理計画の良否並びにその実施の状態 大規模修繕に係る修繕計画の有無及び修繕履歴の内容、管理規則の有無、管理委託先、管理サービスの内容等に特に留意する必要がある。 (...
総論第3章

第3節 個別的要因 3

III 建物及びその敷地に関する個別的要因 前記I及びIIに例示したもののほか、建物及びその敷地に関する個別的要因の主なものを例示すれば、敷地内における建物、駐車場、通路、庭等の配置、建物と敷地の規模の対応関係等建物等と敷地との適応の...
総論第3章

運用上の留意事項「建物に関する個別的要因について」

2.建物に関する個別的要因について (1)建物の各用途に共通する個別的要因 1 設計、設備等の機能性 各階の床面積、天井高、床荷重、情報通信対応設備の状況、空調設備の状況、エレベーターの状況、電気容量、自家発電設備・警備用機器の有...
総論第3章

第3節 個別的要因 2

II 建物に関する個別的要因 建物の各用途に共通する個別的要因の主なものを例示すれば、次のとおりである。 1.建築(新築、増改築等又は移転)の年次 2.面積、高さ、構造、材質等 3.設計、設備等の機能性 4.施工の質と量 5...
総論第3章

運用上の留意事項 「総論第3章 不動産の価格を形成する要因」について

II 「総論第3章 不動産の価格を形成する要因」について  総論第3章で例示された土地、建物並びに建物及びその敷地に係る個別的要因に関しては、特に次のような観点に留意すべきである。 1.土地に関する個別的要因について (1)埋...
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