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総論第5章

運用上の留意事項 「III 「総論第5章 鑑定評価の基本的事項」について」について

1.対象不動産の確定について (1)鑑定評価の条件設定の意義  鑑定評価に際しては、現実の用途及び権利の態様並びに地域要因及び個別的要因を所与として不動産の価格を求めることのみでは多様な不動産取引の実態に即応することができず、社会的...
総論第5章

第1節 対象不動産の確定

 不動産の鑑定評価を行うに当たっては、まず、鑑定評価の対象となる土地又は建物等を物的に確定することのみならず、鑑定評価の対象となる所有権及び所有権以外の権利を確定する必要がある。  対象不動産の確定は、鑑定評価の対象を明確に他の不動産...
総論第5章

第5章 鑑定評価の基本的事項

 不動産の鑑定評価に当たっては、基本的事項として、対象不動産、価格時点及び価格又は賃料の種類を確定しなければならない。   
総論第4章

XI 予測の原則

 財の価格は、その財の将来の収益性等についての予測を反映して定まる。不動産の価格も、価格形成要因の変動についての市場参加者による予測によって左右される。   
総論第4章

X 競争の原則

 一般に、超過利潤は競争を惹起し、競争は超過利潤を減少させ、終局的にはこれを消滅させる傾向を持つ。不動産についても、その利用による超過利潤を求めて、不動産相互間及び他の財との間において競争関係が認められ、したがって、不動産の価格は、この...
総論第4章

IX 適合の原則

 不動産の収益性又は快適性が最高度に発揮されるためには、当該不動産がその環境に適合していることが必要である。したがって、不動産の最有効使用を判定するためには、当該不動産が環境に適合しているかどうかを分析することが必要である。   ...
総論第4章

VIII 寄与の原則

 不動産のある部分がその不動産全体の収益獲得に寄与する度合いは、その不動産全体の価格に影響を及ぼす。  この原則は、不動産の最有効使用の判定に当たっての不動産の追加投資の適否の判定等に有用である。   
総論第4章

VII 収益配分の原則

 土地、資本、労働及び経営(組織)の各要素の結合によって生ずる総収益は、これらの各要素に配分される。したがって、このような総収益のうち、資本、労働及び経営(組織)に配分される部分以外の部分は、それぞれの配分が正しく行われる限り、土地に帰...
総論第4章

VI 収益逓増及び逓減の原則

 ある単位投資額を継続的に増加させると、これに伴って総収益は増加する。しかし、増加させる単位投資額に対応する収益は、ある点までは増加するが、その後は減少する。  この原則は、不動産に対する追加投資の場合についても同様である。  ...
総論第4章

V 均衡の原則

不動産の収益性又は快適性が最高度に発揮されるためには、その構成要素の組合せが均衡を得ていることが必要である。したがって、不動産の最有効使用を判定するためには、この均衡を得ているかどうかを分析することが必要である。   
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